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過去の指摘663件の内訳

内部チェックを始めるにあたって、まず「どこを見れば効くのか」を知るために、 ナッジ様の修正依頼シート(動画26本・指摘663件/2026年2月〜9月)を性質ごとに数え直したものです。 制作の評価ではありません。チェックで拾える範囲と、そもそも拾いようがない範囲を、 先に共有しておくための資料です。

件数は多く見えますが、明確な誤りは663件のうち25件・3.8%でした。 残りは「間違ってはいないが直したい」もの、あるいは制作側が持っていない情報が原因のものです。 チェックを厚くしても減らない性質のものが、全体の半分以上を占めています。

初稿の段階で潰せるかどうかで分ける

指摘663件の内訳

左ほど初稿の段階で潰せる。右へ行くほど、チェックを厚くしても減らない。

18%
22%
10%
7%
26%
18%
潰せるチェックでは減らない
分類件数割合初稿の段階でなぜそうなるか
テロップの言い換え 4文字以上で、直す内容が確定しているもの 11718% 潰せる ここが内部チェックの主戦場。ただし、過去の指摘を辞書にして機械で先回りすることはできない。 この117件を調べたところ、別の回にも同じ語が出ているものは1件もなく、すべてその回だけの初出だった (26本・7ヶ月で回をまたいで再発したのは「浅野→淺野」など5語のみ)。 その場で読んで気づくしかない領域なので、目を増やすこと自体に意味がある。
助詞・送り仮名などの細かい直し 変わっているのが3文字以下のもの 14522% 機械では拾えない 直せば直るが、自動検出はできない。変更部分が3文字以下で、機械にかけると普通の日本語すべてに当たり、 誤検出のほうが圧倒的に多くなるため。
  • 「面積だけでも」→「面積だけでも」
  • 「感覚ないが」→「感覚ないが」
  • 「解説していきます」→「解説していきます」
目視で1本ずつ読むしかなく、読む人・読む回によって拾える量が変わる。ゼロにはできない前提で見る。
カット・尺・構成・見せ方 「ここは長いのでは」「順番を入れ替えては」など 6510% 正解が一つに決まらない 演出意図のすり合わせにあたるもので、事前に「潰す」性質のものではない。 「本編にいくまで1分ほどありますが長いでしょうか?」のように、ナッジ様側も断定ではなく ご相談の形で出されている。毎回話して決めるほうが早い。
疑問形でご相談されているもの 「統一する?」「どちらがよいでしょうか」など 487% 先回りできない ナッジ様の中でも方向が定まっていないため、事前に当てにいくと外す。 実際に逆向きのご指示が出ている語がある。
  • ある回:「良い」→「いい」に統一
  • 別の回:「いい悪い」→「良い悪い」(の方が読みやすい)
  • 「わかる/分かる」→「どちらでも問題ございません。編集しやすい方で」
663件のうち168件(25%)が疑問形で、これらは直し漏れではなく、ご相談への回答待ち。
素材の供給が原因のもの 施工写真のファイル名指定・画像の差し替え・挿入 17126% 構造的に潰せない 最大の塊だが、制作側で事前に手を打てる領域ではない。 「整理された写真ライブラリを共有してもらえば解決する」という話ではなく、理由は次の4つ。
  • 施工写真は1枚ずつ社内確認が必要。現場の写真に社外秘の施工方法が含まれるため(2026-02-04)
  • 素材のポリシーが定まっている。「メーカー公式サイトの画像は原則使わない/自社施工写真・ フリー素材・実物を撮影した素材を基本に」(2026-02-06)
  • 施主のお宅の写真は配慮が要る。「お客様のお家をAIでイラストにするのは抵抗がある」(2026-06-15)
  • 該当する写真が無い場合がある。撮影から納品まで1ヶ月以上かかることも(2026-09-04)
ファイル名でご指定いただけるのはその都度、社内確認を通した1枚だから。 減らすには制作体制ではなく、素材フロー側を触る必要がある。
その他 注釈の追加・撮影情報の記入など 11718% 制作側に情報が無い 「※1964年に制定」などの注釈、撮影時刻、社内確認が要る数値。 ナッジ様側にしかない情報を後から足すもので、初稿の段階では入れようがない。 制作の精度とは別の軸なので、往復の回数として数えるほうが実態に合う。

だから、内部で見る意味があるのはこの2つ

① 同じ回の中で繰り返されている同じ間違いを、一度にまとめて潰す。
「乾燥指数→絶対湿度」は同じ回で4回、「ダイニングキッチン」は同じ回で3回出ています。 1件見つかれば残りを全部直せる形なので、提出前にもう一度通しで読むだけで効きます。

② 一度ご指摘いただいた語を、二度と出さない。
初めて出る専門用語は、住宅の知識がないと初回はどうしても抜けます。そこは仕方がない前提で、 二度目以降を止めるための記録として テロップ チェックリスト に集約してあります。

逆に言うと、上の表でオレンジ側にあるもの(素材・注釈・疑問形)は、内部チェックを厚くしても 減りません。ここを「見落とし」として数えると実態を見誤るので、往復の回数として別に数えます。

集計元:ナッジ様「Youtube修正依頼」シート(動画26本・指摘663件/2026年2月〜9月)。 全件の一覧と動画へのジャンプリンクは これまでの修正依頼 にあります。